お酒は身体に悪い?

1日の疲れを癒し、ストレスを解消するためにお酒を飲む。
遥か昔から現代に至るまで、世界中の大人たちがお酒に親しんできました。

 

しかし近年では、お酒に対する規制や法律が整備されつつあります。
若者のアルコール離れという言葉という言葉も聞かれるようになり
「酒は百薬の長」いわれた時代とは、
お酒のあり方が変わってきているのも事実です。

 

娯楽の少なかった時代、お酒は数少ない嗜好品の1つでした。
現在ではテレビや映画、スポーツなど様々な方法で気晴らしが出来るので、
ストレスが溜まってもお酒に頼らなくても済むのです。

 

お酒に対する認識の変化の理由として、健康への影響が広まったことも挙げられます。
お酒の飲み過ぎは身体に良くない。

 

この言葉が1人歩きしてしまい「身体に悪いなら飲まなければいい」という考えを持つ人まで現れたのです。
もともと、お酒は健康食品や薬に近い形で飲まれてきました。
適量を守れば、決して体に悪影響を与えることはありません。
ストレス解消だけではなく、食欲の増進や血行の促進、
善玉コレステロールの分泌による動脈硬化の予防といった働きを持つことがわかっているのです。

 

お酒の適量は以下のようになっています。
ビールであればビン1本、
清酒なら1合、
ワインならボトル3分の1、
ウィスキーの水割りはダブル1杯、
焼酎ならお湯で割って0,6合。
 

 

上記したお酒の2種類までなら、健康への害悪は心配ないといわれています。
例えば、ビール1本と清酒2合を1日で飲むとオーバーですが、ビール2本だけなら大丈夫なのです。
足りないといわれる方もいるかもしれませんが、何事も腹八分目。
適量だからこそ身体に良いのです。

 

飲み過ぎと健康被害

アルコールよる悪影響について、もう1度確認しておきましょう。

 

お酒と関係がありそうな臓器といえば肝臓ですよね。
お酒が口から胃、腸へと吸収された後、肝臓でのアルコール分解が始まります。
肝臓内では、
アルコールからアセトアルデヒト、酢酸、水と二酸化酸素という流れで分解されるのです。
お酒を人体にとって無害な形へと変える作業を一手に引き受けている肝臓は、
アルコール摂取量が多いほどかかる負荷も大きくなります。

 

脂肪肝という状態をご存知でしょうか?
肝臓ではお酒以外にも、糖質や脂質の分解をしています。
こうした物質を摂りすぎると、
肝臓に脂肪酸が溜まり、中性脂肪の塊が発生するのです。
肝臓は沈黙の臓器といわれていますが、
肝硬変になると身体に様々な症状が現れます。
顔の皮膚の黄色化、手の震え、胸などに赤い斑点の出現。
こういったシグナルを身体が発していたら、肝硬変を疑いましょう。
肝硬変のまま気づかずにいると、最悪の場合肝臓癌になってしまうので注意してください。

 

膵臓とアルコール。
一見何の関係も無いように思われる両者ですが、
膵臓の炎症を引き起こす原因の1つがアルコールなのです。
膵臓には、血中の糖分量を調節する役割があります。
アルコールの過剰摂取が、膵臓のキャパシティを超えると膵炎に、
さらに進行すると糖尿病になることも多いのです。
食物の通り道である胃や腸も、過剰な飲酒の犠牲となりえます。
大量のアルコールは、胃が自らを消化しないための粘膜を決壊させます。
酷いときは、吐血や血便をもよおすこともあるのです。
大腸にポリープができる人には、
アルコールを長期的に飲み続けている方が多い点にも留意しておきましょう。

 

 

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